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2026-02-20

【海岳たしなみ】桃の節句は、祈りから生まれた行事

3月3日、ひな祭り。

別名「桃の節句」「上巳の節句」と呼ばれるこの日は、
もともと厄を祓う“祈り”の儀式から始まりました。

起源は、中国から伝わった上巳の祓い。
平安時代の「ひいな遊び」と結びつき、
人形に災厄を移して流す「流し雛」の風習へと形を変えます。

やがて、人形は女の子の身代わりとなり、
健やかな成長と幸せを願う象徴となりました。

桃の花が咲く季節であること、
そして桃が魔除けの力を持つと信じられていたことから
「桃の節句」と呼ばれるように。

ひし餅の三色にも意味があります。
桃色は魔除け、白は清浄、緑は健康。

祝いの席に並ぶ料理や人形は、
すべて“祈りのかたち”。
伝統とは、形を変えて受け継がれる願いのこと。
今年の3月3日も、静かな祈りとともに。