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三段壁
白浜町の海岸にある有名な断崖絶壁の名所です。南北に約2kmわたって連なり、高低差は50mにもなります。かつて漁師たちが船の行き来や魚群を守る場所でした。三段壁の下には洞窟があり、エレベーターで地下36mの洞窟底部に降りることができます。洞窟内には神像が祀られ、熊野水軍の駐屯地の複合模型を見学することができます。
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千畳敷
観光客が必ず訪れる観光地の一つで、多くの畳が重なっているように見えることから名付けられました。瀬戸崎の先端から太平洋に突き出た傾斜状の岩が激しい波に侵食され、雄大な景観を形成しました。まるで大地と大海が共に創り出した芸術作品のようです。
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円月島
円月島は白良浜の外に聳え立っている無人島です。この島の特徴は、中心部がが海水によって侵食され、円月形の欠け口が形成されていることです。円月島は一日中いつも非常に美しいですが、日が沈む夕暮れ時には、自然の造形美と独特でロマンチックな雰囲気を楽しむことができます。
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アドベンチャーワールド
動物園、水族館、遊園地が一体となった施設です。この施設では素晴らしいイルカショーを見ることができ、野生動物の放牧エリアで動物たちと「ふれあい体験」を楽しむことができます。海に面しているので、自然風景はとても美しいです。アドベンチャーワールドは、中国以外で最もパンダの飼育数が多く、最もパンダが産まれた施設です。パンダ館へ是非訪れてみて下さい。
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熊野古道
熊野古道は本州紀伊半島の南部に位置し、全長1000キロ余りで、和歌山、奈良、三重の三県にまたがっています。そして、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)への参詣道の総称です。
熊野古道は2004年に世界文化遺産に登録され、世界唯一の巡礼の道です。もう一つの巡礼の道はスペインのサンティアゴ巡礼の道です。1998年に熊野古道とサンディエゴの道が共同で「姉妹巡礼の道」を設立しました。この2つの道の公式徒歩完了証明書を認定された方は、ダブル巡礼者のホームページに掲載され、限定版のブローチが授与されます。ブローチは、日の出と日没時の最も美しいオレンジ色が特徴です。熊野古道は日の出の道、サンティアゴの道は日没の道です。多くの人々が同じ時空の異なる文化背景で、地球の両端の巡礼の道を歩き、自身の精神的な信仰を追求することができます。
熊野古道は日本で文化信仰の根本的な存在です。熊野三山は日本の信仰の原点とみなされています。日本の精神文化源流の2つの聖地、伊勢と熊野があり、高野山は弘法大師空海が開き、そして真言宗の創始者弘法大師の霊廟は、高野山の山上にあります。日本を本当に理解するには、熊野古道を巡礼することが大事だと言えます。
また、サンディエゴの道のように、宗教的な巡礼を除いて、熊野古道自体の自然景観は大きな魅力があります。古来より神秘の熊野の山々は「神霊の住む聖地」とみなされてきました。